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グラフィックカード

ゲーミングパソコンではグラフィックカード性能が映像の美しさ、滑らかさを決める。性能が高いほど3Dグラフィック映像を綺麗に描画できる。3Dゲームで遊ばないなら必要のないパーツ。

呼称は様々あり。ビデオカード、GPU、グラフィックボード、グラフィックスなど呼び名は様々だが全てグラフィックカードを指し示す。

グラフィックカードの性能

グラフィックカードは型番がある。型番によって新旧世代、性能比を知ることができる。基本的に世代が新しく数字が大きいほど性能が高い。以下は型番による性能を見る方法。

Geforce

NVIDIA GeForceの型番による性能比は以下の通り。基本的に数字が大きい。末尾に英字が付くほど高性能と覚えておけば良い。

グレード目安

GTX、GTSなどはシリーズ内のグレード目安。GTXは最高性能でゲーム向け。他のグレードもあり。

【高】GTX > GTS > GT > GS【低】

左に行くほど高性能となり処理能力が早い。BTOゲームPCはほとんどGTXグレード。

シリーズ

グレード(GTX等)の次に来る数字はシリーズを表している。数字が大きほど新しいモデルとなる。2016年現在のゲーム向け最新GeforceはGTX1000シリーズ。

シリーズ内の相対性能

型番の下二桁の数字は相対性能を指し示す。数字が大きいほど高性能。具体的に50番台はローエンド、60番台はミドルレンジ、70番台はミドルハイ、80番台はハイレンジ、80番台後ろに英字が付くとハイエンドとなる。

同型番の相対性能

グラフィックカードの型番末尾に英字がつくモデルがある。例えばGTX980Tiなど。これは同型番中の相対性能を指し示す。主にTiが使われる。英字のつかない無印よりTiが付いている方が高性能となる。

ノートPC用グラフィックカードの場合、GeForceは型番末尾に「M」がつく。例:NVIDIA GeForce GTX 980M

Radeon

RadeonはAMD社製のグラフィックカード。GeForceと同じく同じグレードなら数字が大きく末尾に英字がつくほど高性能となる。

グレード目安・世代

世代は【新】R > HD > X > 無印【旧】となる。また世代を示す英字の後に数字が入るモデルもあり。数字が大きいほど高性能。例えばRadeon R7よりRadeon R9の方が高性能かつ処理能力が早い。

シリーズ

シリーズの型番は世代や世代グレードに続く、3桁、4桁数字の筆頭数字。大きいほど新機種になる。

シリーズ内の相対性能

下二桁、下三桁の数字が相対性能を表す。同シリーズであれば数字が大きいほど高性能となる。

同型番中の相対性能

型番末尾に英字がついている方が高性能となる。例えば【高】X > 無印【低】となる。

Radeonノート用グラフィックカードは型番の最初に「Mobillity」がつく。

グラフィックカードの価格

グラフィックカードは高性能ほど価格が高くなる。世代によっては新世代より旧世代グラフィックカードの方が高いケースもあり。

新しいモデルが発売されても数ヶ月で値下がりする傾向があり、発売後すぐに飛びつくよりも様子を見て値下がり後に購入した方がお得。また新モデル発売後は旧モデルが値下がるため、新モデルと旧モデルで大きな性能差が見い出せなければ旧モデルを選んだ方がコスパが良い。

グラフィックカードの乗り換え

BTOパソコンは拡張性がある。性能が低下してもパソコン本体を買い換えるより、パーツのみ交換すれば性能アップができる。買い換える必要なし。(マザボ、ケースサイズによって搭載できないパーツはある)そしてグラフィックカードは毎年、新モデルが登場して技術革新が早い。今の新モデルも1年〜2年後には旧モデルになる。

グラフィックカード性能に関しては主に2つの考えがある。

  • ミドルレンジを1年〜3年ごとに乗り換える
  • 現時点のハイスペックを搭載して5年程度、戦う

前者は比較的、安価に購入できるローエンド、ミドルレンジのグラフィックカードを搭載して最新ゲームにスペックが追いつかなくなってきたら交換をしていくスタイル。例えばGTX1060、GTX1070搭載PCを購入。2年〜3年後の新グラフィックカードを自分で交換して性能アップさせる。1年はさすがにコスパが悪いため非推奨。

後者は現時点のハイスペックグラフィックカード搭載PCを選択して3年以上〜5年程度は交換せずにゲームを楽しむスタイル。例えばGTX1080、GTX1080Ti搭載PCを購入する。ネックはハイスペックPCは初期投資が大きくなること。

正解はないため、自分のお財布事情で決める。