Maxwellアーキテクチャを採用して省電力ながら高パフォーマンスを出すことでGTX1060登場まで高い人気を誇っていたミドルレンジのグラフィックカード。「Far Cry3」「Battle Field4」など最高設定にしても平均60fps以上を軽く越える性能を誇っている。いわゆるミドル負荷のかかるようなゲームであれば快適なプレイが可能。逆に高負荷となる「Watch Dogs」「Division」「ウィッチャー3」などはグラフィック設定を妥協しないと60fpsにも届かない。

消費電力の面では優れているがグラフィック性能に関しては上位機となるGTX970、GTX980に及ばず、コストパフォーマンスを求めるのであれば上位機に手を出した方が長く戦うことができる。比較対象とされていたGTX760とは若干しか性能が高くないといった仕様。GTX700シリーズからの乗り換えはコスパ的に悪く…GTX600シリーズを有していれば乗り換えの対象にできる微妙な立ち位置のグラフィックカード。

NVIDIAが公表している各ゲームタイトルのフレームレートパフォーマンス。「アサシンクリード」「ウォッチドックス」など美麗なオープンワールド系はグラフィック最高設定にすると60fpsにはまったく届かない。

その変わり、以前に販売されていた古いオープンワールド系ゲーム、FPSゲームに関しては満足のできるフレームレートを出せるパフォーマンスが記録されている。ただしNVIDIA Geforce GTX950と同じくグラフィックカード以外のPCスペックは何を使用しているのか記載なし。

ドスパラが公表しているGTX960の3D Mark11によるベンチマーク。スコアは「3,178」となっている。測定環境はCore i5-5930K、メモリ：8GB、Windows7である。GTX760、GTX950はスコア2700台になっておりGTX960の方が少し高性能といった立ち位置。またGTX770よりベンチマークスコアは劣る形になっている。

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