memory

メモリ

ゲームパソコンのメインメモリは容量が少ないとゲーム画面のカクつきに直結。少なすぎてもダメ。多すぎても宝の持ち腐れになる。プレイするゲームタイトルの推奨スペック、自分の行う作業によって適切な容量を搭載することが求められる。

ゲーム用PCのメモリ選び

8GB以上が推奨。できればメモリは余裕を持たせておいた方が動作の高速化につながる。メモリ容量の空き領域は無駄にならずキャッシュに割り当てられ動作の高速化に繋がっている。2016年時点の推奨メモリ容量としては16GB、32GBが推奨。ゲームタイトルによっては推奨スペックにメモリ容量が16GBを要求しているタイトルも増えてきた。

用途・目的にあったメモリ容量は以下のように説明ができる。

メモリ容量 用途・目的
2GB ネット閲覧、メール関連
4GB 一般的な用途全般
8GB ゲーム用途
16GB以上 ゲーム、動画編集

古めのゲームなら8GBで十分。負荷の高いゲームになるほど要求されるメモリ容量が増えてくるので16~32GBが推奨となる。

搭載できるメモリはOSに依存されるので注意

Windows OSには32bit版、64bit版があります。32bit版OSでは最大4GBまでしかメモリを搭載できないため必然的にゲーム向きOSではありません。負荷の高いゲームはWindowsOS 32bit版では起動すらできない。64bit版OSはバージョンにより異なるが搭載できるメモリ容量は桁違いとなる。

以下、Windows OSのエディション、bit数による搭載できるメモリ容量の内訳表。

Windowsエディション 32bit 64bit
Windows 10 Enterprise 4GB 2TB
Windows 10 Education 4GB 2TB
Windows 10 Pro 4GB 2TB
Windows 10 Home 4GB 128GB
Windows 8 Enterprise 4GB 512GB
Windows 8 Professional 4GB 512GB
Windows 8 4GB 128GB
Windows 7 Ultimate 4GB 192GB
Windows 7 Enterprise 4GB 192GB
Windows 7 Professional 4GB 192GB
Windows 7 Home Premium 4GB 16GB
Windows 7 Home Basic 4GB 8GB
Windows 7 Starter 2GB -

基本的にBTOで販売されているゲームパソコンのOSはWindows10/7が主流。また64bit版なので最低でも8GB以上は確実に搭載できる。標準構成でメモリ容量8GB搭載されているゲームパソコンが主流。

BTOゲームPCではそこまでメモリ容量の上限を気にすることはない。ゲーム用途であれば8〜32GBの間で選んおけば快適に遊べる。

メモリの規格

メモリにも規格が存在。動作クロック、データ転送速度に違いがある。デスクトップで採用されるメモリ規格は「SDRAM」と言われシステムクロックに同期して動作する。主流になっているのは「DDR4 SDRAM」「DDR3 SDRAM」当然ながら動作クロック、転送速度の早いメモリの方がパソコン動作は快適に直結する仕様になっているが体感で感じるほどの性能差はない。

また搭載できるメモリ規格はマザーボード仕様によって決定される。もしメモリを増設、交換する際はマザーボード対応のメモリ規格を把握しておく必要あり。

以下は主流となるメモリ規格の仕様。

DDR4 SDRAM
チップ規格 モジュール規格 動作クロック 転送速度
DDR4-3200 PC4-25600 3200Mhz 25.6GB/s
DDR4-2666 PC4-21300 2666MHz 21.3GB/s
DDR4-2400 PC4-19200 2400MHz 19.2GB/s
DDR4-2133 PC4-17000 2133MHz 17.06GB/s
DDR3 SDRAM
チップ規格 モジュール規格 動作クロック 転送速度
DDR3-2133 PC3-17066 2133MHz 17.06GB/s
DDR3-2000 PC3-16000 2000MHz 16GB/s
DDR3-1800 PC3-14400 1800MHz 14.4GB/s
DDR3-1600 PC3-12800 1600MHz 12.8GB/s
DDR3-1333 PC3-10600 1333MHz 10.67GB/s
DDR3-1066 PC3-8500 1066MHz 8.5GB/s
DDR3-800 PC3-6400 800MHz 6.4GB/s

BTOでメインメモリの仕様確認は構成スペックを確認するとモジュール規格、チップ規格が記載されている。大手BTOメーカーの最新モデルはモジュール規格:PC4-17000搭載モデルが多い印象。BTOメーカーによってはカスタマイズで上位のモジュール規格へアップグレードも可能。

memory.txt · 最終更新: 2016/10/15 by team-gaming

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